迷々亭

三島由紀夫

青の時代

三島由紀夫の5作目の長編小説。昭和24年に戦後の世相を騒がせた、「光クラブ事件」を題材にしている。「光クラブ事件」とは、高金利金融会社「光クラブ」を経営していた東大法学部3年の山崎晃嗣が、物価統制令、銀行法違反に問われ、多額の債務を残した...
三島由紀夫

愛の渇き

 三島由紀夫長編4作目、25歳の時の作品。夫を失った悦子は舅弥吉の別荘兼農園に身を寄せることになる。そこで出会った園丁の三郎に惹かれるが、三郎には女中の美代という恋人がおり、その嫉妬が悦子の精神を徐々に蝕んでいく。農園という舞台の上では、...
三島由紀夫

仮面の告白

三島由紀夫の作品の中で、最も有名なものの1つであり、長編2作目にして三島由紀夫の文壇の地位を確立した自伝的小説である。他人と異なる性の感覚(性的不能、同性愛)を、自分の生い立ちから紐解いていく「私」の告白物語。この小説は、同じ性を題材とし...
三島由紀夫

盗賊

 三島由紀夫初の長編小説。6章からなる。失恋し、自殺を決意した男が、同種の境遇にいた女と出会い、恋愛のない精神的な結びつきを深めながら、心中へと穏やかに歩む物語。文章の骨格を設計する構成力と、それを肉付けするため表現力、筋肉の凹凸や肌の質...
古典

原色 小倉百人一首

文学を読み始めると、文豪たちがいかに日本の古典から大きな影響を受けているかがわかり(といっても私はまだ夏目漱石と三島由紀夫しか読んでいないが)、自分も古典を読んでみたいと思うようになった。いきなり、古典の文学に挑戦するのはハードルが高いの...
読書論

精読者へと導く/文章読本

三島由紀夫著 中公文庫
読書論

読書は思索の代用品/読書について

ショウペンハウエル著 斎藤忍随訳 岩波文庫
停留所

三十路一人旅

序文 この旅行を計画した時、スカイダイビングとバンジージャンプが与える感動により、かねてから乏しいと感じていた自分の感受性の花が開いて、すらすらと文章が浮かび、文豪たちの紀行文のようなものが書けるようになるつもりでいた。が、ご覧の通...
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